こんにちは。きよなり社会保険労務士事務所の山本です。

 


運動不足を気にして時々、歩きや自転車で会社に来ることがあります。
(最近は暑くて朝から汗だくになるのが嫌なのでほぼ電車通勤ですが…)
電車の待ち時間など気にしなくていいので季節がいいときは楽ちんです。
運動による心身の健康維持にも役立ちますし、交通費の削減といったメリットもあります。
政府や、健康経営の一環として最近は企業でも推進する動きを目にします。

 

しかし、良いところばかりではありません。

 

駐輪場がいっぱいで自転車がなかなか停められない為、放置自転車が増えたり、
交通事故の確率も増えてしまいます。
(中には労災保険上の通勤災害に該当せず給付を受けられないケースもあるようです。)

 

交通費の支給に関しても、雨の日→公共の交通機関、晴れの日→自転車では

どのような計算をして支給するのか?という課題もあります。
自転車で通勤するからと言ってお金がかかっていない訳ではありません。
駐輪代や自転車賠償責任保険料といったコストを考慮する必要もあります。

 


安易に導入するとトラブルも出てきそうですのでよく検討することが必要です。

良い!と思ってもよく考えて動くことは大切です。
何かあってから対応するというのは、私は遅いと思います。


比較検討しても、どうしようもないことが起こる事はありますが、
出来るだけ備えて会社側と従業員側の理解を併せておかないといけないと思います。
事故なんて事になったら最悪、命にもかかわることですからね。

あわせて、理解を併せておくことの中には、労働条件や、残業、仕事のやり方に関する条項も含まれます。
きちんと社内規定を作成し、毎日の運動で心身ともに健康になれたら良いですね。