こんにちは。きよなり社会保険労務士事務所の原田です。

タイトルの「名もなき家事」という言葉をご存知でしょうか?
これは大和ハウスの「共働き夫婦の家事に関する意識調査」において存在が明らかになったもので、最近よく耳にするようになりました。

 

「家事」と言うと、掃除や洗濯、料理、ゴミ捨てなどの「名のある家事」がまず思い浮かぶと思います。
家事を減らそう、分担しようとしてもなぜかひとりの負担が減らないことが現状です。
それは、分担に漏れがあるせいでした。この漏れが「名もなき家事」です。


例えば「ゴミ捨て」をする前には「ゴミの分別」「各部屋のゴミ箱からゴミの回収」「ゴミ袋を取り替える」などの作業があります。
まとめられたゴミ袋をゴミ捨て場に持っていく=「ゴミ捨て」ではないのです。


「洗濯」だと「洗剤を補充する」「色柄ものを分ける」「洗濯機を回す」「洗濯物を干す」「洗濯物を取り込む」「洗濯物をたたむ、片付ける」「洗濯機を掃除する」といった、多くの作業が存在します。


ひとつひとつはささいなことですが、積もれば膨大な量となり、家事の負担になっています。

確かに我が家でも「洗濯物をたたむ」ことは分担してもらっていても、その他の作業は自分の分担になっているので、あれもこれもと負担が増えているのかなと思います。

それでも、分担が一つ減ることは助かることなので少しずつでも「名もなき家事」の存在を分かってもらうことを意識したいな、と思います。

今私の中で一番困っているのは「献立を考える」という「名もなき家事」かもしれません(笑)。